【電子商取引】


横浜銀行が7月よりCATVを利用した
決済サービスの実験を開始

■URL
http://www.nttdata.co.jp/products_services/professional/public/ps/vnt/index.html(Virtual N-Town)

 横浜銀行は、7月よりCATVを利用して、ホームバンキングの提供やクレジットカード決済の実験を行なうと発表した。国内では初めてCATVを使った決済サービスという。

 今回の実験は、住宅・都市整備公団とNTTデータ通信が7月より開始する共同実験「Virtual N-Town実験」に横浜銀行が参加して行なわれる。「Virtual N-Town実験」は、CATVを通して3次元仮想都市へアクセスし、ショッピングをしたり様々な人とコミュニケーションしたりできるというものだ。横浜市の港北ニュータウン内の約1,000世帯、約3,500人をモニターの対象としており、4月よりモニター募集を開始する予定。

 横浜銀行は、仮想都市内に仮想店舗「横浜銀行N-Town支店」を出店。1枚でキャッシュカード機能、クレジットカード機能、ローンカード機能があるICチップを搭載した「横浜バンクカード」を発行し、それを使って決済やホームバンキングを行なうしくみ。利用者は、横浜バンクカードをセットトップボックスにさし込み、本人認証を行なった後に口座振込や口座振替、残高照会などのサービスが受けられる。また、「横浜バンクカード」を利用すれば、仮想都市内の他の店舗でのショッピングの支払いを、クレジットカードか代金振込方式のどちらかで決済できる。

 横浜銀行では、クローズドなCATV網を利用すること、送信データを暗号化することにより、銀行取引が安全が保たれるとしている。

('97/2/28)

[Reported by junko@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当 internet-watch-info@impress.co.jp