【特集】


■32kデータ通信をするには何が必要?

 まず、PIAFS対応またはαDATA対応のPHSと、専用のデータ通信カードが必要になる。アステルNTTパーソナルDDIとも、各事業者ごとに対応しているものが必要 。各端末との接続については以下を参照のこと。

【パソコンと接続する場合】

 アステルNTTパーソナルDDIとも、32k対応の電話機と32kデータ通信対応カードのほかに、PCMCIA TYPE2のPCカードスロットを持ったパソコンが必要。OSは、Windows 95についてはどこもサポート。
 Macintoshの対応については、NTTパーソナルでは「動作確認中」としており、アステルの場合は、PowerBook1400C/117を使用して漢字Talk7.5.3で動作を確認。DDIは、漢字Talk7.5.2以上であれば接続可能とのことだった。

【パソコン以外の機種を接続する場合】

 さすがに国内普及率No.1、ザウルスの対応は素早い。PIAFS対応のPHSアダプタと対応ソフトをパッケージングしてラインナップを拡充した。既存のカラーザウルスに対しても、内蔵ソフトウェアの書き換えで上記のアダプタが使えるようになる。また 、サービス提供後に発売が開始される東芝のGENIOは標準でPIAFS、αDATAの双方に対応している。なお、京セラの「データスコープ」でデータ通信する場合は、専用のソフトウェアや本体並みの高額な専用アダプタを購入する必要がある。主な対応携帯端末は以下のとおり。

【対応できる主な携帯端末一覧】

メーカー名 機種名 価格 PIAFS対応 αDATA対応
東芝 GENIO PCV100(4月25日発売予定) オープン
HP HP200LX  75,000円~
△(*1)
△(*2)
NEC モバイルギア 82,000円
△(*1)
△(*2)
カシオ CASSIOPEIA 500ドル程度
△(*1)
---
シャープ カラーザウルス MI-10 120,000円
● (*3)
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  カラーザウルス  MI-10PA 142,000円
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  クセスザウルス PI-8000 80,000円
● (*4)
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  アクセスザウルス PI-8000PA 102,000円
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京セラ データスコープ オープン
(*5)
 
(*1)NTTパーソナルによると、接続確認をしているとのことだ
(参照 http://www.ntt-itn.co.jp/personal/03phs/pal/palframe.htm )。
(*2)SIIがデータ通信カードMC-6500で確認済み。
(*3)利用するには、別途発売予定のカラーザウルス用PHSアダプタ「CE-PA1」
(価格22,000円、4月15日発売予定)が必要。
(*4)利用するには、別途発売予定のアクセスザウルス用PHSアダプタ「CE-PA1A
(価格22,000円、4月10日発売予定)」が必要。
(*5)現在はどちらも対応していない。ただし、4月末をめどにPIAFSにもαDATA32にも対応する。4月末をめどに、PIAFS対応用のソフトウェアを4,000円で発売。同じく4 月末をめどに、αDATA32対応用アダプタを40,000円で発売予定。ただし、インターネットメールに対応するためにはTCP/IP 対応(5月末対応予定、価格未定)を待つ必要がある。


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('97/4/7)

[Reported by akira-y@st.rim.or.jp / musemac / 編集部]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当 internet-watch-info@impress.co.jp