【サービス】


5月より日米間で試行サービス開始

NTTデータ通信、MCI、BTの3社がローミングサービスを共同で提供

■URL
http://www.mbn.or.jp/roming.htm

 NTTデータ通信株式会社、米MCI Communications(MCI)社、英British Telecommunications(BT)社の3社は、「インターネット・ダイアルローミングサービス」を共同提供することに合意した。サービスは5月から日米間で試行的に提供され、7月から本格サービスを開始する。なお、昨年MCIとBTは合併することに同意しているが(本誌96年11月5日号参照)、合併後の新会社「Concert」でも、NTTデータとのローミングサービスは継続して提供される。

 日本では、NTTデータとソフトバンク株式会社が提供するインターネット接続サービス「DREAM★NET」の契約者を対象にしており、米国に行ってもMCIの300ヵ所のアクセスポイントを使ってインターネットにアクセスできるというもの。米国で利用する場合の料金は、ローミング基本料が月額300円程度、利用料は1時間約900円程度で、これに、米国での市内電話料金が必要になる。NTTデータによると、米国から昼間に1時間利用する場合、国際電話で日本のアクセスポイントに接続すると料金は約7,800円かかるが、ローミングサービスを利用した場合は、約2,000円で済むという。なお、5月からの試行サービスでは、DREAM★NETの会員から1,000人の無料参加者を募集する。

 今後、英国でサービスが提供されるほか、MCI、BTの合併後は「コンサートインターネット・ダイアルローミングサービス」として、ヨーロッパ、東南アジアにサービスを拡大していく。

('97/4/10)

[Reported by okiyama@impress.co.jp]


INTERNET Watchホームページ


ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp