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http://www.itu.int/PPI/press/releases/1997/itu-08.htm (ITUの5/1プレスリリース)
IAHC(International Ad Hoc Committee)が提唱している「.firm(一般企業)」「.store(小売り)」「.art(文化関連)」など7種類の一般的なトップレベルドメインを追加する覚書「gTLD-MoU」(本誌4月11日号参照)に対し、4月29日~5月1日にジュネーブで会合が開かれ、世界中の80もの組織によって承認・調印が行なわれた。一般的なトップレベルドメインとは、国別ドメイン(「.jp」「.de」など)以外のトップレベルドメイン。
今回の合意では上記内容のほか、7月をめどに全世界で28ヶ所にドメイン名の登録・割り当て組織を設立する。従来、米NSIが独占的に管理していた「.com」「.net」「.org」の3種類のドメインについては'98年の3月までは継続する。また各登録組織を監視する組織をスイスに設置し、商標権保護などのトラブルにも対応する。
こうした新しいルールを盛り込んだ覚書に、米DEC社、米MCI、仏France Telecom社や、日本からもJPNIC、WIDE、東京インターネットなど世界中の80(署名予定も含む)もの組織が承認・署名した。
('97/5/6)
[Reported by kikuchi@impress.co.jp/金丸 雄一]