【新製品】


認証証明機関を利用する電子メールセキュリティソフトが6月から発売開始
日本ベリサインの認証証明機関を利用する最初の製品

■URL
http://www.asg.co.jp/(アスキーサムシンググッド)
http://www.verisign.co.jp/(日本ベリサイン)

 株式会社アスキーサムシンググッドは、S/MIMEプロトコルによる暗号化・デジタル署名などのセキュリティ機能を既存の電子メールソフトに組み込むプラグインソフト「Secure Messenger v1.0J」を6月23日に発売を開始する。価格は14,800円。対象となるメールソフトはWindows 95/NT 4.0上で動作するMIME対応の電子メールソフトだが、プラグイン形式で使えるのは「Microsoft Exchange」などに限られる。

 同ソフトの特徴は、暗号化に必要な鍵の管理をする認証証明機関(CA)に日本ベリサイン株式会社が運営する「日本ベリサイン・デジタルIDセンター」を利用する点で、価格には認証証明書「デジタルID」の利用料1年分が含まれている。日本ベリサイン社は、4月に日本国内でのCA運営を発表したが(本誌4月18日号参照)、このSecure Messenger v1.0Jによって初めて同CAからエンドユーザー向けに「デジタルID」を発行することになる。認証登録はウィザード形式で簡単な質問に答えていくだけで申請でき、数分後にCAから返送されてくるメールにしたがって認証登録後の設定をするだけでデジタルIDを利用できる。

 なお、「Microsoft Exchange」「Microsoft Windows Messaging」「Microsoft Outlook97」「Microsoft Exchange Serverクライアント」の4本のメールソフトについては、プラグイン形式でセキュリティ機能を組み込める。その他のソフトについてはSecure Messengerで作成した暗号化されたファイルを通常のメールに添付して使用する。プラグインとして組み込めるのは現在のところ上記Microsoft社の製品に限られているが、今後「Eudora Pro 3.0J」「cc:Mail」などのメールソフトにも対応させていくとのことだ。

 

◎問い合わせ先
株式会社アスキーサムシンググッド
ネットワーク事業部 営業企画部
TEL 03-5436-7858

日本ベリサイン株式会社
カスタマーサービス
E-Mail smime-info@verisign.co.jp

('97/5/7)

[Reported by okiyama@impress.co.jp]


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