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http://www.iij.ad.jp/whatsnew/aih-eunet.html
IIJとその関連会社アジア・インターネット・ホールディング(AIH)は6日、欧州の大手プロバイダーEUnetと業務提携することで合意した。
合意の内容は今年7月を目途に、AIHとEUnetのインターネット網を米国で接続し、ローミングサービスを行なうというもの。それぞれのユーザーが相手のネットワークを利用したときの利用料金等はまだ未定とのことだ。
AIHは日本、香港、シンガポールなどアジア8ヶ国を結ぶインターネット網「A-Bone」を持ち、EUnetはヨーロッパ全域を中心に旧ソビエト連邦のほぼ全域と北アフリカの一部までインターネット網を持つ。今回の提携によって欧州ー米国ーアジアと世界規模のインターネットバックボーンが独立系プロバイダーにより形成されることになる。
最近では、NTTデータ通信、MCI、BTの3社が今年7月よりローミングサービスを開始すると報じられたが(本誌4月11日号参照)、今回の合意はこれら電話会社の国際提携に対し、独立系プロバイダーの国際提携として注目される。
('97/5/7)
[Reported by kikuchi@impress.co.jp/金丸 雄一]