【アンケート】


インターネットで購入したいものは品物よりチケットなどの権利商品

ECOMが電子商取引に関する意識調査結果を発表

■URL
http://www.ecom.or.jp/seika/press/970319enquete/970319enquete.htm

 電子商取引実証推進協議会(ECOM)は、「ECに関する意識調査」の結果をまとめた。これは、97年2月~3月にかけて、ECOM会員企業やホームページ、東京都4地区に新聞折り込みによるアンケートを行なって2,829件の有効回答を得たもの。このアンケートでは、ECとは「インターネットやパソコン通信などを使って買い物をすること」という前提で回答を求めている。
 まず、EC(電子商取引)という言葉を知っているかどうかという質問に対し、「よく知っている」と答えた人は38%、「言葉は知っている」と答えた人は51%、「知らない」と答えた人は11%で、認知度はかなり高いようだ。ちなみに「購入経験がある」と答えた人は15%で、認知度と比べると少々低いように思える。
 ECでいくらまでなら購入するかについては、最も多いのが「1万円まで」で38%。次に「3万円まで」の20%となっている。男女別に見てみると、平均で男性は14,000円で、女性は9,000円と答えている。また、ECで購入したい商品ベスト5は、演劇チケット、交通チケット、本・雑誌、ソフトウエア、住民票の写しとなっており、品物よりも権利商品や情報に対する人気が高いようだ。しかも、通常はコンビニなどでは買えない営業時間が限られているものが多い。この点については、ECのメリットとして「24時間購入ができる」と答えている人が81%にのぼることからも期待されていることが伺える。
 ECの不安や短所としてはやはりというべきか「データ漏洩」と答える人が最も多く、一方でECでの購入未経験者の場合「現状では購入したい商品がない、少ない」と答える人は38%。

('97/5/8)

[Reported by junko@impress.co.jp]


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