【仕様】


W3Cが「HTML 4.0」のドラフトを公開
Microsoftがサポートを表明

■URL
http://www.w3.org/Press/HTML4
http://www.microsoft.com/corpinfo/press/1997/Jul97/W3Chtmpr.htm

 W3C(World Wide Web Consortium)は8日、「HTML 4.0」のドラフトを公開した。ドラフトはHTML形式で配布されており、上記のWWWページからダウンロードできる。

 現行のHTML 3.2と比べると、テーブルやフレーム、フォームの処理がより細かく設定できるようになっており、身障者向けの仕様なども盛り込まれている。例えば、テーブル内において「.」や「:」などで桁を合わせることや、ページ中に他のページをオブジェクトとして画像などと同じように貼り込めるIFRAME(インラインフレーム)タグの利用が可能となる。また、スタイルシートやスクリプト言語のサポートが改めて明言されているほか、APPLETタグからOBJECTタグへの移行や、MENUタグなどあまり使われなくなったタグの廃止など、タグを整理しようという意向も見受けられる。全体的を通してHTML 3.2の仕様に磨きをかけた形で、特に目新しい機能は見当たらない。

 このドラフト公開を受けて、Microsoft社は今月末リリースの「Internet Explorer 4.0」のPreview 2でのサポートを表明している。また、Netscape Communications社も将来的なサポートを予定しているという。

('97/7/9)

[Reported by yuno@impress.co.jp / Hiroyuki Et-OH]


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