【ソフトウェア】
■URL
http://home.netscape.com/newsref/pr/newsrelease457.html
http://home.netscape.com/newsref/pr/newsrelease458.html
http://home.netscape.com/newsref/pr/newsrelease456.html
Netscape Communications社は13日、プッシュコンテンツ受信ソフト「Netscape Netcaster」の正式版を今週中にリリースすると発表した。今回より「Netscape Communicator」本体に同梱され、同4.02として配布される。ただし、今回公開となるのはWindows版のみ。
気になるNetcasterの日本語版だが、日本ネットスケープ・コミュニケーションズ株式会社によると、今年の第4四半期頃のリリースとなる見込み。すでにCommunicatorの方はバージョン4.01がパッケージとして店頭に並んでいるが、こちらを購入している登録ユーザーに対しては同社サイトからNetcaster付きのバージョンを無償ダウンロードできるようにする予定だ。
また、Macintosh版およびUNIX版については、リリース予定はあるものの開発が進んでいないため、近日中に公開するのは難しいという。Windows版についてはMicrosoft社のInternet Explorer 4.0の正式リリースより先に公開できるアドバンテージがある。しかし、Macintosh版に関して言えば完全に遅れをとっている。自社でJava VMを開発し、すでにJDK 1.1相当のものを提供しているMicrosoftとは違い、Symantec社のJava VMを用いているNetscapeにとっては、クロスプラットフォームであるという売り文句が以前ほど強調できなくなっている。同社では今後Communicator自体もJavaで開発していくとしているが、こうした現状を見ている限りにおいては、プログラムの大半をJavaで記述するという魅力が薄れつつあるのも事実だ。
なお、Netscapeは同日、Netcaster向けコンテンツを700チャンネル以上提供するため、放送・出版各社と提携したこともあわせて発表している。
('97/8/13)
[Reported by yuno@impress.co.jp]