【新サービス】


WWW上の情報に加え、独自のデータベースにある情報も検索できる

新サーチエンジン「Northern Light Search Engine」登場

■URL
http://www.nlsearch.com/

 米Northern Light Technology社は、新サーチエンジンサービス「Northern Light Search Engine」を発表した。一部有料のサービスだが、9月10日までは試用期間として全機能を無料で利用できる。

 このサーチエンジンの特徴は、WWW上の情報だけでなく、同社のデータベースに蓄積されているWWW上にない情報も同時に検索できる点。「Special Collection」と名付けられたデータベースには、エンターテインメント情報から教育、科学といったものまで幅広いジャンルの書籍や雑誌、辞典などからの情報が蓄積されている。ニュースソースは約1,800件。 

 検索時には、WWWの情報かSpecial Collectionの情報か、または両方一括して検索するか選択できるようになっている。なお、Special Collectionからの情報については、記事タイトルや抄録については無料で閲覧できるが本文を見るのは有料だ。料金は内容により1記事につき1ドル~4ドルに設定されており、見た本数分の課金となる。支払いはクレジットカードを利用。なお、9月10日までは無料で本文まで見ることができる。WWWの検索とSpecial Collectionの抄録閲覧については、それ以降も無料で利用できる。

 また、もう1つの特徴として「Custom Search Folders」機能がある。これは、検索結果を一覧で表示するだけでなく、カテゴライズして表示するというもの。たとえば50件検索結果が出た場合、50件中、ドメイン名「.com」のサイトに3件、「.jp」に10件というように種類によって区分し、それぞれ別フォルダーに分けられる。フォルダーは画面左に表示され、クリックすると内容を見ることができる。

 編集部で試してみたところ、Special Collectionに収録されている情報には専門誌からのものなど、WWWでは見られない情報が含まれていた。複数のソースを利用して調べものをしたい場合に重宝する機能だ。ただし、日本語による検索はできなかった。Custom Search Foldersの機能は、膨大な検索結果が出てきた時の絞り込みに役立ちそうだ。

 

('97/8/13)

[Reported by okiyama@impress.co.jp]


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