【新製品/インターネットFAX】


リムネットがインターネットFAX用アダプターを販売

 リムネットはインターネット経由でFAXを送信するためのアダプター「RIMFAX」の販売を開始した。

 このRIMFAXはラドリンクス社(イスラエル)の製品をベースに同社が日本仕様に開発したもの。FAXと直接接続するタイプ(258,000円)と、企業のPBX経由でFAXに接続するタイプ(288,000円)の2タイプがある。

 従来のインターネットFAX送信では通信データを一度サーバに蓄積させる方式が多く、データ送信の遅延があったが、RIMFAXではOND(オーバライドネットワークディレイ)技術の開発により、データをリアルタイムに送信する。また、他社のインターネットFAX製品のように、FAX本体、サーバ機能を含まないため、半値以下の低価格を実現、かつ既存のFAXを利用できるようになっている。

 RIMFAXを送受信両方に接続した場合は、通信料金はインターネット接続料以外はかからない。また相手先のRIMFAXをゲートウェイとして利用し、そこから公衆回線の利用料金だけで一般のFAXへの送信もできる。

 なお、リムネットではインターネットを利用した電話サービスも行なっている。これと同様にリムネットの全国のアクセスポイントにRIMFAXが設置されれば市内料金でFAX送信が可能となるところだが、リムネットに問い合わせたところ「現時点では未定」とのことだった。

('97/8/14)

[Reported by kikuchi@impress.co.jp]


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