【業界動向】


「ネットワーク音楽著作権連絡協議会」が発足

 ネットワーク上で配信される音楽について、著作権のルール確立を図る団体「ネットワーク音楽著作権連絡協議会」が発足した。

 連絡協議会は、社団法人音楽電子事業協会、社団法人マルチメディアタイトル制作者連盟、日本インターネット協会など6団体が参加しており、代表世話人にはインターネット上で音楽配信サービスを提供する株式会社ミュージック・シーオー・ジェーピーの代表取締役である佐々木隆一氏が当たる。

 連絡協議会を発足させた背景として、日本においてインターネット上で音楽を使ったコンテンツが増加しているにもかかわらず、音楽著作権使用に関する許諾ルールが確立されていないことや海外における同様のサービスとの厳しい競争が懸念されるといったことをあげている。

 今後、連絡協議会では、文化庁や通産省、郵政省などの関係省庁や日本音楽著作権協会(JASRAC)などの団体に対しネットワーク上の音楽著作物の使用実態を提示して、適正な音楽著作権使用規定などの制定を働きかけていく。また、音楽コンテンツの配信に関連する団体や企業に対し連絡協議会の趣旨を説明し参加を呼びかけていくとのこと。

◎問い合わせ先
ネットワーク音楽著作権連絡協議会
(株式会社インプレス内)
TEL 03-5275-9011
FAX 03-5275-9019

('97/9/4)

[Reported by okiyama@impress.co.jp]


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