【イベント】
インターネット関連ではEC体験コーナーが充実
情報通信系の展示会「COM JAPAN 1997」開催
■URL
http://www.comjapan.or.jp/
11月4日から7日までの4日間、情報通信系の展示会「COM JAPAN 1997」が東京国際展示場で開催されている。
COM JAPAN 1997は、昨年まで個別に開催されていた「デ-タショウ」、「コミュニケ-ションTOKYO」、「JPSA CONVENTION-PC SOFT FAIR-」の3展示会が統合されたもので、各イベントを主催していた通信機械工業会、社団法人日本電子工業振興協会、社団法人日本パ-ソナルコンピュ-タソフトウェア協会の共催。主に企業などを対象とした情報、通信、ソフトウェアの総合展示会だ。
展示会場は、企業向けのソリューションを中心に展示する「インターネット/イントラネット/エクストラネットコーナー」や、米国やカナダ、韓国など海外からの展示ブースが並ぶ「インターナショナルコーナー」などのコーナーで構成されている。インターネット関連の展示では、特に電子商取引関連のサービスの紹介や体験コーナーなどを設けた「ECコーナー」が充実している。
ECコーナーでは、株式会社日本総合研究所による「VirtualCity」や株式会社野村総合研究所らによる「カードレス・カードシステム・プラットフォーム(CCP)開発実験」など国内で進められているEC関連の実験を体験できる。また、「スマート・コマース・ジャパン(SCJ)」による電子マネー実験(本誌'97年7月28日号参照)のブースでは、大阪/神戸の店舗で実際に実験に利用されているカードリーダーなどの機材が展示されている。特にユーザーがカードの残高などを確認する際に使用する「VISA Viewer」など、実際に実験が実施されている地域にいる人以外は目にすることが少ないものが展示されているので興味深い。また、ECコーナーのいくつかのブースでは実験への参加案内もしているので、EC実験に参加してみたい人や興味のある人におすすめのブースだ。
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・客用カードリーダー(左)、レジ用機器(右)
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・ICカードとViewer
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・ViewerにICカードを差し込んだ図。
表示されている数字はカードの残高を表す
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ほかに注目された製品は、株式会社インターコムが参考出品した100% pure Javaメールソフト「Novita LiveLetter」。SMTP/POP3/LDAPに対応しており、HTML形式で作成したメッセージにJavaアプレットを張り付けて送る作業などが簡単な操作でできるというもの。今のところ日本語には対応していないが、'98年初頭には日本語対応版を発表したいとのこと。
ユニデン株式会社のブースでは、電子メール機能付電話機「E-Mail Phone」が展示された。同製品は、'97年4月の「COMDEX Japan '97」(本誌'97年4月9日号参照)に出品された時点では、価格や販売時期等は明らかにされていなかったが、今回価格39,800円で12月発売開始とアナウンスされた。また、会場では参考出品として「キティちゃんバージョン」(右写真)のE-Mail Phoneも展示されている。
なお、展示会場では、CALSの普及/啓蒙を目的とした「CALS Expo INTERNATIONAL 1997」が併催されているほか、「インターネットビジネス繁盛記(11月5日)」や「インターネット・マーケティングの未来(11月7日)」といった興味深いテーマの講演(有料)も予定されている。
('97/11/4)
[Reported by okiyama@impress.co.jp]
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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp