【業界動向】

Pendragon SoftwareがSolaris 2.6 JITコンパイラのベンチマーク結果に異議

■URL
http://www.pendragon-software.com/pr1197-2.html
http://www.sun.com/smi/Press/sunflash/9710/sunflash.971020.1.html
(Sunが公表したベンチマーク結果)

 現地時間の4日、Javaベンチマークソフト「CaffeineMark」の開発元であるPendragon Software社が、10月20日にSunが公表したSolaris 2.6 JITコンパイラの同ソフトによるベンチマーク結果に対し異議を唱えた。

 Sunは「Windows NTより50%高速である」という結果を公表しているが、Pendragon社が調査したところ、CaffeineMarkの9種類のテストのうちの1つ「Logic」でのみ、Solaris 2.6 JITコンパイラの値が他のシステムの50倍の値を示すことを発見した。そこで検証のためテストプログラムを若干変更してテストを行なったところ、Windows 95、Windows NT、MacOS環境ではプログラム変更前とほぼ同じ結果を出したのに対し、Solaris 2.6 JITコンパイラは変更後300分の1の値を出した。この結果から、Pendoragon社はSolaris 2.6 JITコンパイラにはCaffeineMarkにのみ反応する最適化が施されているとしている。さらに、同コンパイラにはCaffeineMarkで使用されるものと一致する600のバイトコードが含まれていると指摘している。

('97/11/6)

[Reported by kono@impress.co.jp]


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