■URL
http://www.ftc.gov/opa/9711/audiot-2.htm
米連邦取引委員会(FTC)は4日、米国で「モデム・ハイジャック」と呼ばれる詐欺まがい行為をした企業に対し、賠償金の支払いを命じる裁定を下した。
「モデム・ハイジャック」は、インターネットからわいせつ画像などを無料で入手できるという触れ込みで、まず閲覧ソフトをダウンロードさせる。この閲覧ソフトを使用した場合、利用者に気づかれないように、利用者側のインターネット接続を切断し、同企業がカナダなどに持つアクセスポイントに接続させる。接続料金は後日、電話料金とともに利用者に請求されるというもの。被害は約38,000人、約27億ドルにのぼる。
FTCでは画像の入手を無料としておきながら、接続料を徴収する仕組みを明らかにしていなかった点が詐欺まがいにあたるとして、被害額を賠償するよう命じる裁定を下した。裁定は裁判所の承認を経て効力を発する。
('97/11/6)
[Reported by kikuchi@impress.co.jp]