【新規格】

W3CがWWWでメディアの同期などを制御する仕様「SMIL」のドラフトを公開

■URL
http://www.w3.org/Press/SMIL
http://www.w3.org/AudioVideo/

 W3Cは、11月6日、WWW上でテキストやビデオ、音声などの要素を統合して制御する規格「Synchronized Multimedia Integration Language(SMIL)」のドラフトを公開した。

 SMILではHTMLのリンク機能に加え、時間軸に沿ったメディア制御ができるようになる。各メディアの同期のほか、音声トラックでの言語の選択や、回線に合わせて音声やビデオのバージョンを選ぶ機能などが提供される。

 W3Cによると、SMILを使うことで、テキストや静止画、ビデオなどを組み合わせてTVのニュースのようなものを表現できるという。また、HTMLの例にならって、SMILはテキストエディタで簡単にオーサリングできるという。

 SMILはW3CのSynchronized Multimedia(SYMM)Working Groupで開発された。SYMM WGには、Microsoft、Netscape、Philips、RealNetworks、Digital Equipment、Lucent/Bell Labsなどが参加している。

('97/11/10)

[Reported by masaka@impress.co.jp / Hiroyuki Et-OH]


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