■URL
http://naska.pcua.or.jp/
http://www.japannet.or.jp/(JapanNet)
社団法人パーソナルコンピュータユーザ利用技術協会(PCUA)は、オンラインで試験の申し込みから合格判定まで行なえるパソコンネットワーク利用技術試験「NASKA」を12月25日0時から開始すると発表した。
この試験では受験料を、ECOMの電子商取引実験のプロジェクト「JapanNet」のSETを使った電子決済を利用して支払う。そのため、受験をするには、「JapanNet」のクレジットカードを持っている必要がある。JapanNetは、'98年2月から本格運営する予定。
この試験では、パソコンユーザーがネットワークを活用するために必要な基礎知識や、運用・構築までに至る応用能力を評価する。受験者は、初年度25万人が目標という。
試験はレベルによって、「ノービスクラス」、「スタンダードクラス」、「エキスパートクラス」の3つに分かれており、受験料は一回につき1,000円。まずはノービスクラスを受験して、合格すれば次のクラスを受験できる。出題は各20~30問で、5者択一形式だ。試験終了後、直ちに合否の判定が行なわれ、合格すると「合格ID」がもらえるほか、全国、都道府県、年齢別でのランキングも表示される。
しかし、オンラインで行なうという性質上、カンニングなどの不正行為が簡単に行なえてしまう。試験そのものの信頼性や、不正行為などの問題についてPCUAに尋ねてみたところ、「資格試験ではなく、自分の勉強している成果を確認するためのもの。全国レベルでの自分の位置もわかるので、レベルを図る尺度になれば…」とのことだった。
なお、12月1日0時~12月10日午後5時まで、無料で体験できるモニターテストも行なえる。まずはそちらで様子を見てみるのがいいだろう。
('97/11/13)
[Reported by junko@impress.co.jp]