【業界動向】

日本市場でもサーバー製品を販売の主力に展開

日本ネットスケープ社の杉山新社長が今後の戦略を語る

■URL
http://home.netscape.com/ja/

 11月13日、日本ネットスケープ・コミュニケーションズ株式会社は、11月1日付けで社長に就任した杉山逸郎氏の挨拶と同社の今後の戦略に関する記者会見を開催した。会見では、米Netscape Communications社副社長Mike Homer氏も招かれ、杉山社長とともに同社の戦略について発表した。



 
 Mike Homer氏は、日本法人が同社初の海外子会社であることや、米国に次ぐ売り上げを誇るマーケットであることをあげ、日本市場の重要さをアピールした。また今後の戦略として、売り上げの構成比率をクライアント製品からサーバー製品主体へシフトするという従来からの戦略を押し進めていくほか、「NetCenter」による情報提供サービスや、電子商取引関連ソフトの開発にも力を注いでいくと語った。特に電子商取引関連については、同社と米GE Information Systems社によるジョイントベンチャーで電子商取引関連のソフトを開発していたActra社を完全子会社化したことから、サーバー製品との組み合わせでより強力なソリューションを提供できるだろうとしている。

 

 次に登場した杉山社長は、「新しいビジネスを試したいと思い日本ネットスケープ社への入社を決めた」と就任の挨拶を終えた後、今後の日本法人としての戦略を語った。売り上げ構成をサーバー製品主体にスイッチしていくという方向は米本社と同様で、ほかには「製品の日本語化をより早める」「セールス、SEの人員を倍増する」ことなどをポイントとしてあげた。特に製品の日本語化を早めることは、WWWブラウザー市場でのライバルであるMicrosoft社に対する戦略になるとしており、'98年上半期に発表が予定されているクライアント製品(コードネーム:Mercury)やサーバー製品(コードネーム:Apollo)についても随時日本語化に取りかかっていく。


 杉山社長はネットスケープ社について、「個人的な考え」としながらも「(ネットスケープ社は)インターネットの入り口と内側で何ができるかを考えており、コンピュータの入り口を作っているわけではない」と語り、Microsoft社と方向性が違うということをアピールした。
 
('97/11/12)
[Reported by okiyama@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp