【業界動向】

市内に光ファイバー網を構築して高速情報通信の実験を実施

横浜市が「横浜マルチメディア実験協議会(仮称)」を設立

■URL
http://www.city.yokohama.jp/ne/news/newsnow.html(11/18以降詳細掲載予定)

 横浜市は、市内に光ファイバー網を構築し高速情報通信の実験を行なう「横浜マルチメディア実験協議会(仮称)」を設立する。実験は'97年度中にも開始され、'99年度まで行なわれる予定。

 横浜市には、すでに施設の管理用として、下水道に18km、地下鉄に33kmに渡る光ファイバー網が敷設されている。実験ではこれらの光ファイバーと新たに構築する光ファイバー網を接続し、横浜市役所と西区役所などを結ぶ情報通信網として「横浜情報スーパーハイウェイ」を構築する。協議会では、この横浜情報スーパーハイウェイを利用して、ランドマークタワーに設置した災害監視カメラ映像の受信やインターネットへの接続の実験などについて技術的実証やその活用方法を探る。

 なお実験は、情報通信網を利用したアプリケーションの調査・研究・開発などの目的もあり、協議会では実験の主旨に賛同し、同市とともに実験に取り組む企業/研究機関を募集している。実験のためのネットワーク機器などは参加企業が提供し、横浜市は、実験のためのネットワークインフラの整備や研究に必要な各種調整事務を行なっていくとのことだ。

◎問い合わせ先
横浜市企画局高度情報化推進室
TEL 045-671-2015、2013
FAX 045-663-1379

('97/11/17)

[Reported by okiyama@impress.co.jp]


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