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http://www.fujitsu.co.jp/hypertext/fri/cyber/research/(11/21より公開)
株式会社富士通総研は20日、インターネットの利用開始時期によるユーザーの特徴や各種サービスの利用状況などのアンケート結果を公表した。
アンケートは9月上旬に、電子メールによるマーケティングサービス「iMiネット」を利用して行なわれた。約5万人の中から1,500人を選び、1,323通の有効回答を得た。
目立った傾向としては、'97年4月以降からのユーザーでは専業主婦が18.0%を占め、この時期の総女性比率は41.4%と女性や主婦層が増えはじめたことがうかがえると報告されている。また、「趣味・娯楽」を主なアクセス理由とするユーザーの比率は、'94年3月以前からのユーザーでは38.2%であるのに対し、'97年4月以降では61.8%にも達し、最近利用を開始したユーザーでは、趣味・娯楽目的での利用が一般的になっていると結論づけている。
各種サービスの全般的な利用状況としては、「検索サービス」が51.1%でトップ。次いで「電子メールニュース」が19.1%となっている。
また、オンラインショッピングの経験者は40.2%で、利用したことはないが今後利用してみたいというユーザーは42.2%存在するという結果だった。
さらに、アンケートの結果をもとに、インターネットユーザーを4タイプに分類し、タイプによる傾向と違いをまとめた。
4タイプは、仕事目的や情報発信の「情報エリート(13.8%)」、仕事目的や情報受信の「日本型優等生(17.7%)」、趣味目的や情報発信の「カルトカルチャラー(26.0%)」、趣味目的や情報受信の「フューチャーマス(42.6%)」。
タイプによる傾向の違いとしては、「情報エリート」は早い時期からインターネットにアクセスしていた人に多く(38.2%)、最近利用を開始した人は「フューチャーマス」が圧倒的(67.1%)。興味を示す分野については、「情報エリート」がビジネスやパソコンを選ぶのに対し、「フューチャーマス」はプレゼントやエンターテイメント、トラベルを選んでおり、タイプごとにアクセス行動が大きく異なるとしている。
('97/11/20)
[Reported by kikuchi@impress.co.jp]