【業界動向】

米司法省がMicrosoftの反トラスト法違反提訴で新たな証拠を提出

■URL
http://www.usdoj.gov/atr/cases3/micros2/1277.htm (米司法省)
http://www.microsoft.com/corpinfo/doj/11-20response.htm(Microsoft)

 米司法省は20日、米Microsoft社を反トラスト法違反で提訴している問題で新たな証拠を提出した。

 新しい証拠とは、Microsof社員が書いた電子メール。Windows 95が出荷される前の電子メールでは「Windows 95出荷時はMosaicはバンドルせず、自社プラン(司法省ではこれをIEのことと説明)はWindows 95出荷後にリリースする」となっている。また、Windows 95が出荷された約1年後の電子メールでは「Windows 95の圧倒的なシェアを利用して、IEを抱き合わせて扱う」といった内容となっている。同省ではこれにより、Windows 95とIEとは別の製品であり、抱き合わせ販売を行なったと主張している。

 一方、同日Microsof社は今回の提訴についての見解を再度発表した。その内容は、WWWブラウジング機能をOSに組み込むことについては司法省が充分認識しており承認していた、という以前からの主張を繰り返したものとなっている。

('97/11/25)

[Reported by kikuchi@impress.co.jp/Hiroyuki Et-OH]


INTERNET Watchホームページ

ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp