【新製品】

インターネット端末「iBOX」にコンパクトで低価格な新モデル登場

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http://www.jcc.co.jp/new/1127/0.html
 日本電算機株式会社は、インターネット専用端末機「iBOX」シリーズの新モデル「iBOX1(アイボックスワン)」を12月15日に発売する。従来モデルに比べ小型化/低価格化されたのが特徴で、価格はオープンプライスだが、同社によると実売価格40,000円台になりそうとのこと。

 iBOX1は、CPUにPowerPC403(66MHz/50MHz)を搭載、メモリは8~32MBのものが用意されている。また、33.6kbpsに対応したモデムのほか「RealVideo」などのプラグインに対応した専用WWWブラウザーを内蔵している。従来モデルとの大きな違いはサイズで、幅280mm×奥行き205mm×高さ50mm、重量1.4kgと従来モデルに比べ容積で42%、重量で46%小型軽量化された。また、リモコンも新型コントロールパットの採用やボタンの簡略化などの改良が加えられた。なお、CD-ROMドライバーは内蔵しておらず、ソフトウェアのアップデートなどは、同社のサイトからダウンロードして行なう。

 また、同社では、新モデル発表に合わせてコンテンツの提供も開始する。生活関連の情報を提供する「チャンネル1」、ニュース写真を掲載/販売する「PHOTOスクープ&ライブラリ」、動画によるインターネット上の生放送番組「くず哲也の今夜もがんばるゾ」の3点を12月上旬から提供開始する。なお、PHOTOスクープ&ライブラリについては、有料サービスとなっており、事前にクレジットカードか振り込みで料金を支払うことにより写真の閲覧/ダウンロードができる。また、コンテンツは通常のパソコンでも楽しむことができ、動画の情報も「RealVideo」か「SoftwareVision」があれば見ることができる。

 これらのコンテンツを提供するサイトは、iBOXがインターネットに接続する際のトップページに設定されており、同社ではiBOXが主にターゲットとしている初心者ユーザーを取り込むのが狙いだ。当初iBOXのサービスとしてこれらのコンテンツを提供していくが、今後広告収入やコンテンツの販売などによる事業化も考えているとのこと。

('97/11/27)
[Reported by okiyama@impress.co.jp]



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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp