■URL
http://www.w3.org/Press/HTML4-REC
http://validator.w3.org/
W3C(World Wide Web Consortium)は18日、HTML 4.0を勧告した。今年7月にドラフトが公開された後、先月より最終的な審査段階に入り、メンバーによる投票の結果、ついに承認された(本誌7月10日号、11月12日号参照)。
フォームやテーブルの拡張、インラインフレームやスクリプト言語のサポート、OBJECTタグへの移行などが、HTML 3.2からの主な変更点だ。また、文章を点字や音声に変換し、出力する機能も追加されている。なお、W3Cが用意した「W3C HTML Validation Service」に行けば、作成したページがHTML 4.0の仕様に従っているかどうか構文チェックが行なえる。
今回の勧告により、Netscape Communications社とMicrosoft社によるHTMLの独自拡張の流れに一応は終止符が打たれることになる。しかし、両社の主眼はダイナミックHTMLへと移っており、その仕様の違いにWWWの制作者ならびに利用者が振り回されるという傾向は今後も続くだろう。
('97/12/19)
[Reported by yuno@impress.co.jp / Hiroyuki Et-OH]