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【仕様】

56kbpsモデムの標準仕様がようやく決定

■URL
http://www.itu.ch/newsroom/press/releases/1998/98-04.html

 International Telecommunication Union(ITU)は6日、56kbpsモデムの標準化で合意したことを発表した。これまで「V.pcm」の名で標準化が進められてきたが、新仕様は「V.90」と呼ばれ、今年9月に最終採択となる予定だ。

 この標準化の作業自体は昨年3月より進められてきたが、3Com(U.S. Robotics)による「x2」と、Rockwell、Lucentによる「K56flex」という2つの仕様が対立、互換性のないまま市場に投入され、混乱を生んでいた。

 現在発売されている56kbpsモデムの多くは、ソフトウェアを書き換えることでV.90へのアップグレードが可能だ。しかし、V.90とx2、K56flexの間に完全な互換がないため、V.90とx2、またはV.90とK56flexというデュアルモードで動作するモデムが、今後しばらくは店頭を飾ることになる。

 VisionQuest 2000による調査では、1997年のモデム出荷台数は5,000万台だったが、今回の発表により、2000年にはこれが7,500万台にまで拡大する見込みだという。

('98/2/9)

[Reported by yuno@impress.co.jp / nao-f@st.rim.or.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp