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【新製品】

プラグインなしで再生する動画を作成できる「Emblaze」国内発売開始
オーサリングツール、圧縮ツールなど続々登場

■URL
http://www.emblaze.com/
http://www.jp.emblaze.com/ (日本語ページ3月6日公開予定)

 株式会社トーメンエレクトロニクスは、マルチメディアコンテンツ作成ツール製品群「Emblaze」を3月中旬から順次発売する。
 Emblazeは、イスラエルのGEO Interactive Media Groupの開発による製品。プラグインソフトや配信用サーバーなしでWWWブラウザー上で再生できる動画やアニメーションを作成するオーサリングツールや画像、音声を高率で圧縮するツールなどが用意されている。

 Emblazeの主な製品ラインアップの特徴、出荷時期、予価は次の通り
名称
特徴
出荷時期
予価
Emblaze Audio
最大50:1で圧縮できるストリーミングオーディオ作成ツール。WAV、SND、AIFF形式に対応
3月中旬
43,800円
Emblaze Video
サーバーソフト、プラグインソフト不要のストリーミングビデオデータを作成するツール。AVI、Quicktime形式に対応。圧縮率は最大200:1
3月中旬
43,800円
Emblaze Creator
アニメーション、動画、音声などを統合したJavaベースのマルチメディアコンテンツを作成するツール
4月上旬以降
148,000円
Emblaze Hot Spots
プログラミングなしで音の出るボタンなどの効果イベントを作成するツール。JPEG、GIF、BMP、PICT形式対応で指定した範囲の圧縮が可能。圧縮後のデータはJPEG形式
4月上旬以降
14,800円
Emblaze Suite
上記ソフトをパッケージした製品
4月上旬以降
198,000円


 これらの製品は、WWW上での再生に特化して開発が進められたもの。作成したコンテンツの制御はJavaによって行なわれ、コンテンツ作成者は、配信用のサーバーを用意する必要がない。また、再生用のプレイヤーは50Kバイト程のサイズのJavaアプレットとしてダウンロードするので、ユーザーはJavaVMをサポートするWWWブラウザーを使用していればプラグインソフトをインストールしておく必要が無い。

 また、操作の簡便性も特長の一つ。例えば「Emblaze Video」では、元になる動画ファイルを選び、28.8kbps、33.6kbps、56kbpsなどから最適と思われる通信速度を選択。そして「COMPRESS」ボタンを押すだけで、圧縮、JavaScriptを含むHTMLファイルへの書き出しといった作業が自動的に行なわれる。

 音声、動画再生ツールとしては、RealNetworks社とSun Microsystems社が共同でJava版「RealPlayer」の開発を進めている(本誌'98年念1月28日号参照)。また、Macromedia社は、JavaアプレットとしてShockwave Flashを表示できる「Shockwave Flash Java Player」を発表するなど(本誌'98年1月22日号参照)、人気プラグインソフトのJava化が進んでいる。Emblazeも同様にプラグインなしで再生できるところが魅力だが、配信サーバー不要、オーサリングの容易さといった点でホームページを作成する一般ユーザーの支持を得そうだ。

◎問い合わせ先
株式会社トーメンエレクトロニクス
TEL 03-5462-9653

('98/3/4)

[Reported by okiyama@impress.co.jp]



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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp