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【イベントレポート】

「ネットワーク・コラボレーション'98」開催

■URL
http://www.nikkei.co.jp/events/collaboration/

 イントラネット、グループウェアなどの最新コンピューティング環境とソリューションを紹介する「ネットワーク・コラボレーション'98」が千葉県の幕張メッセで開催。関連メーカー40社以上が参加し、展示会、セミナー、コンファレンスが行なわれている。


講演
 コンファレンスは、慶應義塾大学教授・村井純氏らを招いての基調講演でスタート。「ネゴシエーションからコラボレーションへ」と題されたこの講演では、湘南藤沢キャンパスでのグループウェア活用例などを紹介しながら、これからのネットワーク・コラボレーションのあり方について話した。村井教授は、講義の内容をインターネットで公開する「WIDE University」などの実験に取り組んでいるが、「知識や素材を解放すると、意外な人から予想もしないような反応が返ってくることがある。これこそが、コラボレーションを推進する原動力だ」と強調。イントラネットやグループウェアの導入は、コストの低減のため手段ではなく、このように新しい発想を引き出し、企業の推進力を強化するための手段であるということを、あらためて認識させられた。

展示
 7会場設けられたセミナー会場では、参加企業各社が自社製品の活用例を詳しく紹介。マイクロソフトの「Exchange Server 5.5」と「Outlook」によるソリューション、ロータスの「ノーツ/ノーツドミノ」についての最新情報などが詳しく聞けるとあって多くの受講者を集めていた。

 展示会場には37社が出展。グループウェアのシェアでトップを走るロータスがこの展示会で最大となるブースで出展しているのをはじめ、「StarOffice」を擁するNECなどがステージを設置してのデモンストレーションを行なっている。異色なところでは、今年からビジネスソフト市場に参入したコンパイルも出展し、発売したばかりのグループウェア「POWER ACTY」を展示している。

 ネットワーク・コラボレーション'98の会期は6日まで。引き続きコンファレンス、セミナー、展示会が行なわれる。コンファレンスとセミナーは、空席がある分は当日の参加受付も可能となっている。

('98/3/5)

[Reported by nagasawa@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp