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【業界動向】

富士通が、PHSの位置検出機能と連動した地図サービスの実験を開始

■URL
http://www.fujitsu.co.jp/hypertext/news/1998/Mar/5.html (リリース)
http://www.wildbird.or.jp/ (WildBird)
http://ekimae.toshiba.co.jp/ (駅前探検倶楽部)

 富士通株式会社は5日、NTT中央パーソナル通信網株式会社が実用化試験中の「位置情報サービス」に対応したPHS「ドラえホン」を利用し、自分の現在地周辺の地図をパソコンで入手できる実験を、3月中旬から4月30日まで実施することを発表した。実験に参加するには、Windows 95パソコンとドラえホン、データカード、専用ソフトのほか、NTT中央パーソナル通信網に位置情報サービスの利用申請をする必要があるが、具体的な手続きの方法は決まっておらず、詳細は追ってWWW上などで告知する予定だ。また、専用ソフトについても、オンライン地図情報サイト「WildBird」のページで公開される予定だが、具体的な公開日は決まっていない。

 このシステムでは、ソフトが「ドラえホン」から自分の現在位置情報を取得し、WWWブラウザーを起動させて自動的にインターネットにダイヤルアップ接続(別途プロバイダーの契約が必要)を行なう。そうして、WildBirdからインターネット経由で現在地周辺の地図データを入手し、WWWブラウザーに表示するというしくみだ。

 PHSの位置検出機能を利用したサービスは、首都圏の駅前情報を提供するサイト「駅前探検倶楽部」の「駅のナビゲーションサービス」がある。これは、自分の周辺にある駅名などをパソコンに表示させるというもので、山の手線内に範囲が限られていたが、今回のサービスは東京23区と横浜市、川崎市をカバーしている。また、地図を表示することで、より正確に自分の位置が把握できると思われる。

('98/3/5)

[Reported by kono@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp