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【サービス/製品】

テレビの同軸ケーブルを使ったLAN
費用は従来の1/5~1/4

■URL
http://www.look.co.jp/roomnet/
http://www.donet.co.jp/LANGATE/

 ホテルの各部屋からインターネットにアクセスできたら…。しかし、すでにサービスを開始しているホテルの場合、Etherケーブルを各部屋に渡すだけでも相当な出費となってしまう。

 そんな悩みを抱えるホテル経営者は、株式会社ケイズ・ラボの「ROOM NET」システムの導入を考えてみてはいかがだろう。ROOM NETは、テレビの同軸ケーブルを利用したLANシステムだ。すでに各部屋に同軸ケーブルを渡してあるなら、改めて配管・配線工事をする必要がない。

 作業的には、「WebGate」と呼ばれるユニットを各部屋の同軸ケーブルに設置するだけ。WebGateからは、通常のテレビ端子と10BASE-2のEthernet端子が出ている。これにハブを繋げて10BASE-Tの口を出す、という形だ。もちろん、普通にテレビを見ることもできる。

 なお、WebGateは株式会社ランゲートにより製造されており、昨年2月には日本高速通信株式会社らと共同で接続実験が行なわれていた(本誌'97年2月14日号参照)。

 総費用は、50室の場合で約307万円。これとは別にWindows NT用の宿泊予約受付ソフトの販売も行なっており、こちらは設定費用等を含めて145万円。同社の試算では、一般的なLAN工事を行なった時と比べ、費用が1/5~1/4程度に抑えられるという。

 また同社では、WebGateの個人向け販売も行なう予定で、単体での価格は28,000円となっている。ただし、このシステムを導入する場合、同系統の全ての同軸ケーブルの末端にWebGateを接続する必要があるので、マンションなどで利用する際には管理会社に確認をとっておいた方が無難だ。

('98/3/11)

[Reported by yuno@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp