■URL
http://www.microsoft.com/corpinfo/press/1998/Mar98/vj6pr.htm (リリース)
http://www.microsoft.com/sitebuilder/visualj/vjget.asp (入手先)
http://www.microsoft.com/corpinfo/press/1998/Mar98/WFCpr.htm (WFCリリース)
http://www.microsoft.com/corpinfo/press/1998/Mar98/MSAplePr.htm
http://www.apple.com/pr/library/1998/mar/11java.html
米Microsoft社は11日、同社のJava開発用ツールの最新版「Microsoft Visual J++ 6.0」のTechnology Preview 1をリリースした。上記ページよりダウンロードするか、CD-ROMを注文して入手することができる(事前にSite Builder Networkへの登録が必要)。また、新Javaクラスライブラリ群「Windows Foundation Classes(WFC)」についても併せて発表された。WFCはJava言語を使ってWindowsアプリケーションを開発するためのクラスライブラリ群で、Win32APIへのアクセスを提供する。Visual J++ 6.0はWFCをサポートする初の製品となる。
Visual J++ 6.0は、WFCを利用し、Java言語でWin32ベースのネイティブ・アプリケーションを作成することに主眼が置かれており、COMオブジェクトの作成などもできる。Intel、Fujitsu Software、SybaseなどのベンダーがWFCのサポートを表明しており、Visual J++ 6.0の製品版は年末出荷予定。
これらの発表は、Javaはプログラミング言語として利用し、プラットフォームはWindowsをベースにするというMicrosoftのスタンスを強く打ち出した形になり、Javaの生みの親である米Sun Microsystems社との対立は今後一層激しくなることが予想される。
また、Microsoftは、米Apple Computer社のJava実行環境「Mac OS Runtime for Java(MRJ)」に、J/Directを含むMicrosoftのJava技術を提供することも同日発表している。
('98/3/12)
[Reported by kono@impress.co.jp / yuy@ibm.net / nao-f@st.rim.or.jp / Hiroyuki Et-OH]