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入院生活というのは退屈なもの。テレビを見たり、雑誌を読んだり、どうやって暇をつぶそうかと考えたりもする。そんな入院生活の中で一番楽しいのは、見舞いに来てくれた家族や友人との会話の一時かもしれない。
しかし、遠くに住んでいると、そう毎日のように見舞いに行けるはずもない。熊本にある菊池中央病院では、そんな人のためにと、WWW上から患者宛に「お見舞いメール」が出せるようになっている。
同病院では、担当者が患者宛のメールを毎朝チェックし、それをプリントアウトして病室に届けているのだという。担当者を通して返事を出すことも可能だ。ただし、患者が直接ディスプレイを確認することはできない。病院側では、「原則として患者さんや家族の方のプライバシーは守ることにしており、それさえご理解いただければこのお見舞いメールは可能かと思います」としている。
「海外の病院のホームページを参考にして作成した」というこのサービス。遠隔医療も重要だが、患者をメンタルな部分で支えるという意味でも、インターネットの利用価値は高いと言えるだろう。
('98/3/13)
[Reported by yuno@impress.co.jp / 古川泰弘]