■URL
http://www.hp.com/pressrel/mar98/20mar98b.htm
Hewlett-Packard社は20日、PDA等へ組み込むことを目的とするJavaVMとクラスライブラリを発表した。最初のバージョンとなる「Release 1.0」のサイズは約500KBと小さい。
ただし、このVMはJavaの基本理念である「Write Once, Run Anywhere」には反し、組み込み機器向けにカスタマイズされている。そのため、同社は注意深く「compliant with the Java virtual-machine specification」と表現している。
一方、Sun Microsystems社は、1MBのメモリで動作する機器組み込み用のJavaの仕様「EmbededJava」を、ちょうど1年前のJavaOneで発表している(本誌'97年4月4日号参照)。今回のHewlett-Packard社による発表は、このEmbededJavaと競合するもの。
とりわけ、Sunと訴訟中のMicrosoft社にとっては願ってもない助っ人の登場だ。この新しいJavaVMのライセンシー第1号となるのはMicrosoft。Windows CEに搭載されることになるという。
('98/3/23)
[Reported by yuno@impress.co.jp / nao-f@st.rim.or.jp]