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フジテレビは、テレビ電波の「すき間」を利用してパソコンにHTMLコンテンツなどを配信するデータ放送サービスを6月1日に開始する。テレビ番組と連動したコンテンツ、データ放送独自のコンテンツ、コンピュータープログラムなどを配信していく。
現在、パソコン向けのデータ放送では、JNN系列のTBSと毎日放送がBitcast方式を採用、テレビ朝日系列局がADAMS方式によるサービスを提供しており、それぞれ異なる表示ソフトが必要となる。フジテレビでは、TBSと同じBitcast方式を採用する。
番組連動コンテンツでは、当面の間「ポンキッキーズ」をモデル番組とし、番組中で紹介する工作の設計図や、歌の歌詞などを配信する。Bitcast用のブラウザーではテレビ画面を同時に表示できるため、番組のタイミングに合わせてデータを配信することで、データ放送のコンテンツを見ながらテレビ番組を楽しむことができるようになる。また、配信されるデータはハードディスクにキャッシュされるため、番組が終わった後でゆっくりと見ることも可能だ。独自コンテンツでは、産経新聞ニュースを朝と夕方の2回、配信する。コンテンツに関しては、いずれもデータ放送オリジナルのものを制作する方針だ。
今後、他のフジテレビ系列局もBitcastによるデータ放送を開始することが予想されるが、今のところ具体的な動きはないようだ。
('98/3/30)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]