アドビシステムズ社は、Webクリエーター向けに、Web用画像を作成、修正するための統合ツール「Adobe Image Ready 1.0日本語版」を7月に発売することを明らかにした。

　Image Readyは、同社のPhotoshopやIllustratorのファイルを直接取り込んでボタンひとつでWeb用に解像度を落としたり、アニメーションGIFなどを作成できる。

　画像編集ツールのインターフェースやショートカットはPhotoshopと統合されており、Photoshopに慣れている人なら違和感なく操作できる。

　また、MacintoshとWindowsの間でスクリーンの明度の差によって画像の印象がかなり違うが、これもImageReady上でシミュレートしてくれる。ほかに、「ドロップレット」と呼ばれるバッチ処理機能を使えば、ドラッグ＆ドロップでファイルの一操作で一括変換も可能。また、レイヤーを使ったアニメーションGIFファイルや、イメージマップなどの作成や編集も簡単だ。

　これまでWeb画像の作成には、Photoshop、Illustrator、アニメーションGIF作成ツールなど、複数のソフトを使って作業を繰り返すことが多かった。Image Readyは、PhotoshopやIllustratorと連携しているため、簡単な素材の修正も行なえるほか、複数のソフトを切り替えなくて済む。プロのWebクリエーターには嬉しいツールだろう。

('98/4/14)

[Reported by junko@impress.co.jp]