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【業界動向】

ソフトバンク、インターネットオークションの新会社を設立

 ソフトバンクは15日、米国のオンラインオークション最大手ONSALE社との合弁会社、オンセール株式会社を7月1日に設立、インターネットを利用したオークション事業を開始すると発表した。新会社は資本金が500万ドル(約6億5,000万円)、ソフトバンクが60%、ONSALEが40%出資する。

 同社の行なうオークションでは、ホームページに掲載された商品に対して、期間内に最高額を示したバイヤーがその商品を落札することができる。入札は電子メールで行ない、支払いはクレジットカードを利用する。取り扱う商品はコンピューター関連製品、家電製品、家庭用品、旅行チケット、生鮮品などあらゆるものを予定しているが、主にメーカーや流通業者などが抱える過剰在庫を処分するのに有効であるとしている。また、買い手にとっても単にものを「買う」だけでなく、入札で「勝つ」楽しみがあるのが通常のオンラインショッピングとの違いだとしている。米国のサービス(http://www.onsale.com/)では、すでに50万人のバイヤー登録がある。国内のサービスは、'98年末に試験運用を開始、'99年初頭を目処に営業を開始する。

 オンセールの設立により、ソフトバンクグループは、従来手つかずだったエレクトロニックコマース分野に参入したことになる。孫正義・ソフトバンク代表取締役社長は「エレクトロニックコマースでも、確固たる地位を築いていきたい」と述べている。

('98/5/15)

[Reported by nagasawa@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp