「かわいい犬の飼い主をさがしています」と題するチェーンメールが、メーリングリストなどを通じて流れている。千葉県のペットショップが店じまいするため、残った犬の里親を募集しているというもので、「引き取り手がいないと、保健所行きになるらしい」と書かれている。
これに対し、デマであると指摘するメールも流れ始めた。それによると、ブリーダーが高齢で引退した犬の里親を探しているのは事実だが、保健所行きになるという事実は全くないという。
So-netのペット情報サイト「ペットタウン」担当者も、元の情報を受け取ったという。そこで、FAXで問い合わせたところ、事実無根であるとの返事を受けたとのこと。しかし、不明な点が多いため詳細を確認しようとしたが、電話が不通で確認がとれず困っていると語る。
今回の件について事実関係は不明だが、本当にせよ嘘にせよ「チェーンメール」化していることには違いがない。チェーンメールは第三者によって情報が伝わっていく中で、情報を止められなくなることや、情報が勝手にすりかえられていくことなど危険性が大きい。事実関係のわからない情報や、対象に対して自分が責任の持てない情報については、たとえ信頼できる人から転送されたものでも、無批判に転送するような行為はやめよう。
('98/5/18)
[Reported by masaka@impress.co.jp / junko@impress.co.jp / pctaro@kk.iij4u.or.jp]