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【業界動向/サービス】

Netscapeが検索コーナーをリニューアル
「入口」をめぐる覇権争い

■URL
http://home.netscape.com/newsref/pr/newsrelease618.html

 Netscape Communications社は21日、Exciteなど計5つの検索サービスとの提携に基づき、同社の検索コーナーを再編すると発表した。

 同社の検索コーナー「Net Search」は、Navigatorの検索ボタンからワンクリックでアクセスできることから、インターネット上でも有数の人気ページとなっている。このコーナーでは従来、Infoseekほか9つの検索サービスが直接利用できるようになっていた。毎回訪れる度に利用できる検索サービスがランダムに入れ替わる。

 今回の発表は、この人気コーナーをめぐるものだ。同コーナーへ検索サービスを提供するのは、Excite、AltaVista(Digital Equipment)、Infoseek、LookSmart、Lycosの5社。Netscapeでは、この5社を「Premier Provider」と呼び、他のYahoo!などの検索サービスと差別化していく。以前と同様、これらの検索サービスがランダムに表示されることになる。

 注目されるのは、Yahoo!やSnap!といったPremier Providerにならなかったブランドだ。Yahoo!もSnap!も最近のビジネストレンドである、莫大な広告収入を生み出す「インターネットの入口(portal)」づくりに熱心で、今となってはNetscapeのコンテンツビジネスにとって目の上のこぶのような存在。

 Netscapeの検索サービスがリニューアルするのは6月1日。インターネット上の検索サービスとして不動の地位を築いたYahoo!か、ブラウザー本体にボタンを組み込めるNetscapeか、はたまた今は鳴りを潜めているMicrosoftか、「入口」をめぐる争いはますます激化しそうだ。

('98/5/22)

[Reported by yuno@impress.co.jp / noah@1.hot.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp