■URL
http://www.mpt.go.jp/policyreports/japanese/papers/index-98wp.html
26日公開された通信白書が、郵政省のホームページに全文掲載されている。もちろん、書籍として書店で購入することもできるが、こちらはA4約500ページ、CD-ROM付で3,200円。
米国では様々な公文書がインターネット上に公開されており、縦横無尽に検索できるようになっているが、日本の省庁としては極めて珍しい取り組みだ。これまで、白書のインターネット上での公開といえば、せいぜい要旨部分ぐらいで、行政情報の公開という意味では不完全なものと決まっていた。
今年の通信白書からは米国からの遅れに対する同省の焦りも読み取れる。行政としては、そうした遅れを取り戻すための第一歩をようやく踏み出したところと言えるだろう。
郵政省では、今回の通信白書のインターネット上での全文公開を契機に、様々な文書の公開を進めていくという。他の省庁でもこうした動きが始まりそうだ。
('98/5/26)
[Reported by yuno@impress.co.jp / 金丸雄一]