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■URL
http://www.kuni.co.jp/ (株式会社クニリサーチインターナショナル)
http://www.pgpinternational.com/japan/ (PGPインターナショナル)
株式会社クニリサーチインターナショナルは3日、NetWorld+Interop 98 Tokyoにおいて、新製品の発表会を開いた。
発表の中心となったのは同社の主力製品である電子メールソフト「Eudora Pro」4.0-J。Winodws版、Mac版ともに7月10日頃にリリースする予定だと発表した。来週末より同社のサイトにてベータ版が公開される。
4.0-Jでは、HTMLメールに対応するほか、IMAP4、LDAP、ACAPなどの最新のプロトコルに対応(Mac版はIMAP4に限り未対応。マイナーバージョンアップで対応予定)。各機能のインターフェイスを統一し、カスタマイズ機能を強化するなど、操作性の向上が図られている。PGP、FEAL、S/MIME、KPSといったセキュア関連のプラグインモジュールにも対応し、そのうちのいくつかは製品にバンドルする方向でいるという。価格はオープンプライス(シングルユーザー参考予価12,800円)。「EUDORA PRO」2.x、3.xからのバージョンアップは有償となるが、6月からは無償バージョンアップのできるパッケージが出荷されている。
発表会ではその他に「ichat」「JFAX」などといった企業向けのコミュニケーションシステムが発表された。中でも目を引いたのが、米TimeShift社との業務提携で開発された「TimeShift」だ。「TimeShift」は米国上の電話交換機と接続しているコントロールサーバーにインターネット経由でアクセスすることで、PCから電話交換機に指示を出すことが可能となる。あらかじめ自分の電話番号を登録しておき、電話したい相手の電話番号を入力すると、交換機より両者にコールバックされ通話できるシステムだ。相手の電話番号は複数同時に指定することも可能で、多人数による電話会議も開くことができる。編集部でも試してみたが、4人同時の通話も多少の音声の遅れはあるものの無理なく行なうことができた。
発表会には業務提携しているネットワークアソシエイツ株式会社の狩野昌央社長も挨拶し、6月23日に出荷されるGUIベースの128bit PGP暗号化ソフト「PGPソフトウェア インターナショナル英語版」についての説明も行なわれた。
('98/6/3)
[Reported by dome@impress.co.jp]