ロータス株式会社は5日、Javaアプレット作成ソフト「BeanMachine 1.1」を発売すると発表した。Windows上で動作し、価格や発売日等の詳細は今月9日に明らかにされる予定だ。
BeanMachineは、JavaBeansを利用し、簡単にJavaアプレットを作成できるソフト。あらかじめ用意されたボタンやリンク、アニメーション再生、オーディオ再生といったパーツを組み合わせ、1つのJavaアプレットを作っていく。コンパイルからFTP転送までを1度に行なったり、28.8kモデムでのダウンロード時間を自動計測したりできる。また、Marimba社のCastanet用に必要な情報を自動生成する機能もある。ただし、JavaアプリケーションやJavaBeansそのものを作ることはできない。
同社では、同ソフトを「Javaプログラミングではなく、Javaオーサリング」を可能にするものと位置づけている。同社はすでにJava開発ソフト「eSuite DevPack」を企業ユース向けに発売している(本誌4月1日号参照)が、BeanMachineは個人をターゲットにしているという。
JavaBeansを使った同種のソフトとしては、Sun Microsystems社が「Java Studio」を今月11日に発売することを決めている(本誌4月22日号参照)。いずれもコードを書かずにプログラミングできることをセールストークとしている。
アプレット全体の構造を見渡せるという点ではJava Studioの方が優れているが、BeanMachineではウィザード方式でのアプレット作成が可能となっている。今後のバージョンアップでどのように生まれ変わっていくのか期待が膨らむ。
('98/6/5)
[Reported by yuno@impress.co.jp]