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【業界動向】

米商務省が448bitの暗号ソフトに輸出認可

■URL
http://sentryinc.com/Press.cfm?Index=14(発表資料)
http://sentryinc.com/EXRProductInfo.cfm (製品紹介)

 米Computer Sentry Software(CSS)社は8日、同社のセキュリティソフトウェア「CyberAngel EXR」が、米国商務省より輸出認可を取得したと発表した。同ソフトには最大448bitによる暗号化機能が備えられており、現在輸出可能な暗号技術としては最大の鍵長を持つものとなる。

 CyberAngel EXRは、Windows 95対応のセキュリティソフトで、448bitの「Blowfish」、128bitのEMD-2、56-bitのDES(Data Encryption Standard)による暗号化アルゴリズムを搭載している。ファイルを暗号化して保存できるほか、第三者による不正アクセスをメールやFAXで警告する機能なども備えている。

 米国では現在、軍事目的での利用などを懸念する政府により、暗号化技術の輸出が規制されている。無条件で輸出可能なのは56bit以下の暗号技術だけで、それ以上のものは金融機関での利用などの用途に限り輸出が許可されていた。CSS社のCEO、Dyrk Halstead氏は「CyberAngel EXRにより、世界中のどこでも、どんな企業でも、世界標準の暗号技術を利用できるようになる」と述べている。

('98/6/9)

[Reported by nagasawa@impress.co.jp / Hiroyuki Et-OH / saori@earthlink.net]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp