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http://www.cisco.co.jp/JAPANESE/press/pr/9829.html(日本シスコ発表資料)
TBSは10日、日本シスコシステムズと共同で、ユーザーのアクセスを自動的に分散するシステムを構築、7月に予定しているインターネットによる参議院選挙開票速報で運用すると発表した。アクセスが集中すると思われる選挙速報サービスにおいて、空いているミラーサーバーに自動的に接続できるようになる。
このシステムでは、シスコの広域負荷分散ソリューション「Distributed Director」により、ユーザーがどのような経路でアクセスしているかを判断し、ネットワークの距離が最も近く、かつ最も回線が空いているミラーサーバーに自動的に接続させるようになっている。異なるプロバイダーをまたがるアクセスの分散が可能で、ミラーサーバーがAT&T Jens、東京インターネット、ソニーコミュニケーションネットワークの各プロバイダーに置かれる。
従来、アクセスが集中するサイトでは、あらかじめ用意されたミラーサーバーの中から、接続先をユーザーが自分で判断しなければならず、必ずしも最適なサーバーにアクセスしているわけではなかった。それがこのシステムの導入により、選挙速報のURLにアクセスすれば、あとは自動的に最適なミラーサーバーに接続されるため、ユーザーの負担も軽減され、より快適な接続環境で利用できるようになる。
('98/6/11)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]