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http://www.miti.go.jp/report-j/g8tusyoj.html
http://www.miti.go.jp/report-j/g8yoshij.html
政府は16日、経済のグローバル化に対応した国際的貿易ルール作りで日本が積極的にリード役を果たす必要を強調した'98年度の「通商白書」を閣議決定した。上記の通産省のWebサイトで「総論」の全文を参照できる。
7月上旬には書店で購入でき、インターネットでも参照できる総論(331ページ)が1,580円、統計データを集めた各論(749ページ)が4,380円となっている。白書の全文をインターネット上で公開したのは、郵政省の「通信白書」に続く試み。
表やグラフについては、画像ファイルとして参照できるようになっている。欲を言えばCSV形式やExcel形式で配布してほしいところ。それでも、遅れて発売されるCD-ROM版でExcel形式の統計データを入手することも可能だ。
今年の白書では、通商問題を中心に地球環境問題なども取り上げられている。また、企業活動の海外生産が進展したことに加え、インターネットを通じた電子商取引が可能になるなど経済のグローバル化が加速していることを指摘。成長を続けてきたアジア経済のリスクが通貨危機をきっかけに顕在化し、日本経済も大きな影響を受けた点も詳細に分析している。
('98/6/16)
[Reported by yuno@impress.co.jp / yuy@ibm.net]