■URL
http://www.w3.org/Press/1998/SMIL-REC
W3C(World Wide Web Consortium)は15日、「SMIL(Synchronized Multimedia Integration Language)」を勧告として正式に公開した。
SMILは、ビデオや音声、テキストなどをシンクロさせることができるWWW用のマークアップ言語。プレスリリースは、テレビを大きく意識した内容となっている。
テレビのニュース番組やプレゼンテーションの多くは、テキストや静止画像が大部分を占めており、動画が利用されるのはごく一部。SMILを利用することで、全体的にデータ量を小さくおさえることが可能となる。HTML同様にオーサリングも簡単で、素材さえ集めれば個人でも簡単に効果的なマルチメディアコンテンツを作成することができる。なお、SMILはXMLのネームスペースの利用を推奨する最初のW3C勧告。
SMILは、先月末にプレビュー版が一般公開されたRealNetworks社のRealPlayer G2でサポートされている(本誌5月28日号参照)。今月末にはβ版が公開される予定で、それまでにこのSMILを利用したコンテンツが出揃ってくる見込みだ。
('98/6/16)
[Reported by yuno@impress.co.jp / saori@earthlink.net]