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TBSのデータ放送でインターネット通販の実験放送

 東京データビジョン、ベルシステム24、ゼットプロジェクトの3社は、TBSのBitCast方式のデータ放送「データパレード」を利用したインターネットによる通信販売の実験を16日に開始した。サッカーのワールドカップ(W杯)開催期間となる7月12日まで実施し、サッカーに関連する商品の販売を行なう。

 今回の実験放送「ワールドカップワールド」では、インターネットによるグリーティングカード、W杯関連グッズ、アルゼンチン対南アフリカ戦のビデオなど、50円から数千円の商品が用意されている。カタログをデータパレードで配信し、ユーザーが欲しい商品を選択、購入申し込みをすると、インターネットを介して注文手続きが行なわれるしくみ。支払い方法は代金引換、振込のほか、プリペイド方式の電子決済システム「NET-U」にも対応している。カタログは1日3回配信され、随時更新される。

 従来のデータ放送端末を使った通販サービスでは、紙のカタログをあらかじめ視聴者に送付し、購入申し込み手続きのみを端末を使って行なうというものだった。カタログの配布から購入手続き、決済までを、データ放送とインターネットを使って行なうのはこれが初めてだという。

 データ放送は、地上波テレビ放送の電波のすき間を利用してインターネットコンテンツなどを配信するサービス。受信するには、受信ボードを搭載したパソコンが必要となる。

◎問い合わせ先
株式会社東京データビジョン メディア開発部
E-mail JDX04032@nifty.ne.jp

('98/6/16)

[Reported by nagasawa@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp