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【新サービス】

見出しのみの配信でネットワークにかかる負荷を軽減

NTTがプッシュ型情報配信サービス「Infoketニュース」を開始

■URL
http://news.infoket.or.jp/

 日本電信電話株式会社とNTTプリンテック株式会社は、プッシュ型情報配信サービス「Infoketニュース」の試行サービスを6月19日から開始する。利用は無料。

 Infoketニュースは、最新のニュース記事などの「見出し」を利用者の興味の変化に応じて選別して配信するというプッシュ型の情報配信サービス。サービスには、NTTが開発した技術「InfoTuner」と「InfoBroket」を採用している。

 InfoTunerは、情報提供者が運営するWWWサーバーに蓄積された情報から、見出しと本文が掲載されたページのURLを自動的に取得し、ユーザーに配信するという技術。見出しのみを配信することにより、ネットワークにかかる負荷を軽減できるという。また、クライアント側ではJavaで作成された受信ソフトを自動的にダウンロードするため、ユーザーはあらかじめ専用のソフトをインストールしておく必要がない。

 記事のパーソナライズについては、個人適応型情報フィルタリング技術「InfoBroket」を採用している。これは、Cookieを利用してどの記事見出しにアクセスしたかという履歴を収集し、ユーザーの興味情報を生成していくというもの。NTTでは、同社が運営するディレクトリーサービス「NTT DIRECTORY」とInfoBroketを組み合わせて、ユーザーの興味に応じたホームページを紹介するというサービス「お気楽なび」を'98年4月に提供している(本誌'98年4月8日号参照)。今回のInfoketニュースは、このInfoBroket技術とInfoTunerのプッシュ配信技術を組み合わせたものだ。

 なお、情報提供者として、アルク、日刊スポーツ新聞、日経BP社、毎日新聞、読売新聞が決定している。各社のサイトでは、Infoketニュース用のボタンが用意される予定。NTTでは、今後約3カ月間を試行サービスとして提供し、9月を目処に有料コンテンツの配信による有料サービスの開始を予定している。

('98/6/18)

[Reported by okiyama@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp