今年1月にSun Microsystems社のCOOに就任したエド・ザンダー氏が18日、都内のホテルで会見した。同社の基本戦略について語った。
同氏は17日のWindows 98日本語版の発表を引き合いに出し、「Sunは創業以来ずっとネットワークコンピューティングをテーマにしてきた。WindowsやOfficeにあるようにMicrosoftはPCを中心にした戦略をとっているが、Sunはネットワークを戦略の中心にしている」と自社の先見性と優位性を強調。
「誰でも、どこでも、いつでも、どの端末からでも」というSunのビジョンを分かりやすく説明するために、同氏はポケットから携帯電話を取り出した。同氏は「このようなデバイスからでもPCからと同じようにデータにアクセスできる、それが理想」と語り、Sunの掲げる「WebTone」の概念を説明した。
また同氏は、シンクライアントの台頭とともに、サーバーの処理能力を高める必要性が出てくることを指摘。同社の収益が今後も拡大する見込みであるとの展望を示した。
('98/6/18)
[Reported by yuno@impress.co.jp]