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米財務省は8月5日、米財務省短期証券（TB）と中期国債をインターネットを使った取引で購入できるようにするとともに、最低購入単位を一口1千ドルに引き下げると発表した。
米国では好景気を背景に、おう盛な消費活動が続いている半面、個人貯蓄率が過去最低水準にまで落ち込んでいる。このため米財務省は貯蓄奨励策の一環として、個人投資家が自宅のパソコンから手軽に国債を購入できるよう工夫した。
ルービン財務長官は「すべての投資家に米国債が手軽に購入できるようになる」としている。
投資家は、米国内の銀行に決済口座を開設して財務省に登録すれば、インターネットの操作だけで簡単に購入手続きを済ませることができる。9月21日に入札されるTBから適用される。
購入申し込みは日本を含め世界中どこからでも可能だが、実際の購入には、米国で納税者番号を取得しておく必要があるため、国外の個人投資家の米国債購入は制限される。
財務省が発行するTBは現在一口1万ドル、4年物未満の短期国債は5千ドルが最低購入単位となっているが、8月10日以降は一口1千ドルから購入できる。
('98/8/6)
[Reported by masaka@impress.co.jp]