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【業界動向】

日本レコード協会、違法MP3コンテンツの排除をプロバイダーに要請

 日本レコード協会は6日、著作権者の許可なく音楽コンテンツを掲載している違法なMP3サイトについて、プロバイダーに対して排除協力を要請したと発表した。7月28日現在、違法MP3ファイルの存在が確認されたサイトのサーバーを設置している、国内のプロバイダー14社に対して協力要請文書を送付した。

 この要請に対して、5日までに9社が回答。その中の1社は、違法なファイル4件のうち、国内のサーバーを使用している2件について即刻ファイルを削除、米国のサーバーを使用している2件についても、削除を要請するよう連絡をとると回答。他の8社からも、サイト運営者への警告やファイルの削除など、積極的に協力していくとの回答を得た。

 MP3では、CDに近い音質を保ちながら音声データを効率的に圧縮できるため、CDの音源を無断で使用し、インターネット上に掲載する悪質なサイトも現われている。日本レコード協会では、不法複製レコード対策の一環として、これらインターネット上の違法使用の監視・排除に務めてきた。また、JASRACなど音楽関連団体と共同で、違法コンテンツの排除を呼びかけるキャンペーンも計画しており、違法サイトの運営者に対し、メールで警告していく予定だ(本誌7月30日号参照)。

('98/8/7)

[Reported by nagasawa@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp