新型コミュニティサービス「Web Ring」登場

■URL
http://www.webring.ne.jp/
http://www.starseed.com/ (Starseed社)

ビデオレポート (RealVideo) 映像：W-VISION

　株式会社兼松コンピューターシステムは、新型のコミュニティサービス「Web Ring」を開始した。現在、開催中の「Internet World JAPAN '98」で、WebRingのデモが行なわれている。

　WebRingは、既に開設されているホームページを対象に、同じ趣味趣向を持ったページ同士でコミュニティを作ろうというもの。参加しているページには、「ナビゲーションバー」が表示され、同じコミュニティに属しているページへの移動が簡単にできるので、同じ趣味内容のページを次々と見ていけるというしくみ。キーワードで目的のコミュニティを検索することも可能だ。

　コミュニティは「リング」と呼ばれ、様々なカテゴリーが用意されている。ホームページを持っているユーザーなら参加することも、また、新たにリングを作成することもできる。利用は無料だ。リングに参加しているサイトのリストを掲載しているページでは、広告バナー用のスペースがあり、サービスはこの広告収入により運営される。

　WebRingは、米Starseed社が提供しているサービス。米国では'95年から開始されており、すでに4万以上のカテゴリーに分けられたリングがあるとのこと。日本語化は、兼松コンピューターシステムが行なった。まだサービスが始まったばかりということもあり(9月1日正式スタート)登録数は少ないが、現在、約40種類のリングが作成されている。

　コミュニティサービスとしては、無料でホームページを作成できる「GeoCities」が知られている。米国でのWebRingサービスでは、ホームページをまずGeoCitiesで作成し、それからWebRingに登録してもらうといったキャンペーンを実施しているとのこと。

　新サービスであることや抽選で300名にワインが当たることもあり、ブースは人気を集めている。デモ機の周辺には「ジオシティーズ ジャパン」の案内が置かれており、米国同様、無料でホームページを作成したあとWebRingへの登録を勧めている。両社は特に提携関係にある訳ではないが、今後も協調していくとのこと。

('98/9/3)

[Reported by okiyama@impress.co.jp]