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http://www.ibm.com/News/eiu/
IBMとEIU(Economist Intelligence Unit)は8日、米国と欧州では電子商取引の普及形態がかなり異なったものになるとするレポートを発表した。上記のWebページ上にPDF形式で公開されている。
同レポートは、欧州の主要企業25社の幹部に対し聞き取り調査を行ない、それをまとめたもの。電子商取引の今後の見通しについて質問したところ、25人中18人が短期的(今後5~10年以内)では対消費者(business-to-consumer)よりも対企業(business-to-business)の分野での利益が期待できると回答したという。
また、この調査で面白いのは、文化面についても言及されているところ。欧州のインターネットで用いられている言語の43.9%が英語で、ドイツ語とオランダ語がそれぞれ12.2%と10.5%でこれに続いているが、他の言語はいずれも5%以下。これは欧州の人口分布を考えると、かなり歪んだ構造と言える。多くの消費者を引き付けたければ、こうした面での改善も必要というわけだ。
('98/9/9)
[Reported by yuno@impress.co.jp / yuy@ibm.net]